「海の彼方の」

１	海うみの彼方かなたの闇やみの空そら かすかに光ひかる星ほしひとつ 戦いくさに消きえしあの人ひとの 無言むごんの声こえのなお響ひびく
２	国くにを守まもれと強しいる者もの 犠牲ぎせいとなれと説とく者ものが ひとの命いのちを盾たてとして 民たみを滅ほろぼす戸とを開ひらく
３	国くにの違ちがいがあろうとも 命いのちの重おもさ変かわりなし 明日あすを失なくしたあの人ひとの 文字もじなき便たよりなお語かたる
４	槍やりを直なおして鎌かまとなし 敵てきを赦ゆるして友ともとなす 戦たたかい拒こばむ勇気ゆうきこそ 主しゅイェスの愛あいを生いきる道みち